遊具創りへの想いをご紹介!・・

気をつけてね

遊具創りの想い ~ 遊んで!遊んで!遊んで! 育む生きる力 ~ No.7

「遊景空間・創」は、人としての”根っこ”が育つための遊び場とそのための肥料は何かをご提案しています。

・園の雰囲気って・・・

 全国各地の保育園や幼稚園で工事をしていると、子どもたちがものすごく元気な園があります。工事の材料や機械や工具に興味を持ってくれて、一生懸命に話しかけてくる子どもたちの質問に答えている(相手をしている)だけで大変な時があります。良く観察してみると、そういう園では子どもたちに接する先生たちがすごく元気良くて、さらに・さらに輪をかけて園長先生が元気なのです。お迎えにくるお母さんたちは工事のおじさんに気軽に話しかけてくれます。園の持つ雰囲気というのは「園長先生そのものなのか!」と実感させられます。

・遊具の名前って・・・

 園庭の遊具に園独自の名前や愛称を付けていますか?木製、金属製など色々な遊具や施設の工事を行ってきましたが、点検作業や補修工事でしばらくぶりに園を訪れてみると面白い名前を聞くことがあります。回転すべり台に付けた木製遊具を「ぐるぐる」と呼んでいたり、ステンレス製の曲げパイプ遊具は「ぎんまる」、アンツーカーで舗装した園庭は「赤砂」、ゴムチップ舗装した通路は「フカフカ」など。子どもたちは先生の知らないところで、自分たちだけの秘密の名前で呼んでいるようです。 興味がありますね。ちなみに、「パイパイのぼり」ってわかりますか?

・「いれて」・・・

 幼稚園で工事をしていた時のことです。年長さんの男の子が、大きな声で「いれて!」と砂場に向かって言ってました。砂場にいた年少さんも年中さんも、先生も「いいよ!」とお返事をしていました。男の子は砂場に入って一人でシャベルで遊び始めました。年少さんの女の子は仲間に入りたくて「入れて!」と言いますがお友だちのお返事がないので、何度も「いれて!」を繰り返しています。自分の入りたい仲間からのお返事を待っているようでした。「いれて!」という言葉でも、年齢や性格によって果たす役割が違うのでしょうか?遊びに参加するための方法やお友だちと遊ぶための方法、又自分の思いの伝え方など、いろいろなトラブルを体験してその解決方法を覚えるのが、この時から始まっているんだなと思いました。子どもたちが豊かな遊びができるよう、「やってみたい」「楽しそう」と思う環境を創りたいとの思いが更に強くなりました。

~ 元気のもと ~